代表質問4: 観光事業について


6月12日、渋谷区議会 平成21年度 第2回定例会において、
渋谷区議会自由民主党議員団を代表して、区長並びに教育長に代表質問をいたしました。

 

今日は、7つの質問項目の4つ目、観光事業についての問答を掲載いたします。

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【下嶋みちお 代表質問】

 人口減少・少子高齢化が進む我が国において、観光は地域における消費の増加や新たな雇用の創出など幅広い経済効果や、地域の方々が誇りと愛着を持つことができる活力に満ちた地域社会の実現をもたらすことから、注目されるようになってきました。

 また、近年において、さらなる社会のグローバル化が進む中で、成長するアジアの活力を我が国に取り入れていくといった観点からも、観光立国の実現は、21世紀の我が国経済社会の発展のため不可欠な重要課題となっております。

 観光は、わが国の経済、人々の雇用、地域の活性化に大きな影響を及ぼすものであり、21世紀のリーディング産業となるものです。また、本年10月2日にIOCにて決定を見る、2016年オリンピックの開催地にも東京都が立候補しており、東京都に決定したならば、観光地としての整備は必須であります。

 ここで、話しが変わりますが、私は昨年、先ほども申しましたが、神戸市に行きました。市内観光に「シティーループ」と名付けられた、グリーンを基調としたレトロなデザインの循環バスで、観光スポットを見て回りました。

 1日乗車券があり、何回乗り降りしても650円で1周の循環は70分です。また「シティーループでめぐる神戸の街」というパンフレットに、神戸市内の地図と18ある停留所にそれぞれの観光スポットを紹介し、パンフレット片手に市内観光で1日を過ごせました。

 また、昨秋、総務区民委員会で長崎市の視察の際、「長崎さるく」と言う観光事業が大変参考になりました。「さるく」とは街をぶらぶら歩くという意味の長崎弁です。「長崎さるく」では特製マップ片手に自由に歩く「長崎遊さるく」、長崎名物「さるくガイド」の説明を聞きながら歩く「長崎通さるく」、専門家による講座や体験を通してさらに深く探求する「長崎学さるく」等々あり、団体用、修学旅行用と沢山のコースを用意しております。

 またこの長崎名物「さるくガイド」はシルバー世代の方々で街の歴史をよく知った方のボランティアで成り立ち、ガイドさん達もガイドすることが、生きがいとなっているという説明を受けました。

 神戸市、長崎市共大変観光事業に力を入れ、当区とは異なった性格の地方自治体ではありますが、この二つの市の施策をミックスさせ、本区独自の観光施策を提言させていただきます。
 
 渋谷区には教育委員会の作成した「文化財マップ」があります。その中に「文化財散歩コース」が20コースも作られており、おもな見どころ、所要時間が書かれ、カラー地図とともに大変見やすいものになっております。裏面には99か所の主な文化財の解説が載っております。

 「文化財散策コース」の中には、文化財だけではなく「ファッションの街」コース、「若者の多い道」コース「ビールで開けた街」コースなど情報発信のマップにもなっております。

 また、商工観光課で作成した「渋谷区観光ガイドマップ」は区を5エリアに分けて、カラーの写真入りで紹介しています。

 この様な立派なマップがありながら、観光客はどこでこのマップを手に入れられるのでしょう。その拠点がありません。観光の前線基地として、現在マークシティーの区の施設を利用し、観光案内所を設置して、観光客への窓口にしてはと思います。

 また、元気な高齢者にコースごとのガイドをお願いする。徒歩だけではない、「コミュニティーバス」を利用した複合的なコースを作ることもコースによっては必要と思われます。

 区長のお考えをお聞かせください。

 
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【桑原渋谷区長の答弁】

 観光事業について、議員ご自身の神戸市、長崎市での視察経験を踏まえてのご提言があります。

 申すまでもなく、渋谷はファッション・デザインのみならず、文化・商業が高度に集積した世界に名だたる情報の発信地であり、NHKや明治神宮もあり、その認知度も日本屈指のものであります。

 このことは、民間ベースでの自由闊達な発想や活動が、功を奏した結果であり、そのような能力を有している方々が多くいらっしゃるのが渋谷の大きな魅力であり、強みであると思っております。

 区といたしましては、観光ガイドマップを発行するとともに、渋谷「大好き」観光写真コンテストなどを開催し、区内に埋もれている新しい名所や文化等に光を当て、広く情報発信をしてまいりたいと考えております。

 いずれにいたしましても、その情報誌の配布につきマークシティの区施設、あるいはアオガエル、区の公共施設、あるいは民間施設、あるいは商店会連合会などのご協力を得ることだと思います。

 他方、コミュニティバス等については必要性を含めさらに検討が要ると思います。

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