渋谷区議会第三回定例会にて代表質問させていただいた、質問内容を全文掲載しています。
前回は、笹塚のまちづくりについてでしたが、いかがでしたでしょうか?
みんなの町、笹塚がより住みよい町になるように日々努力しています。
ご意見ございましたら、何なりとお聞かせくださいね。
さて今日は、自転車行政についてです。
【下嶋みちおからの代表質問発言】
近年、自転車による事故が多発しております。
自転車の事故というと、車との接触事故などの交通事故を思い浮かべますが、自転車同士の事故や、自転車と歩行者との事故が増えてきています。
街を歩いていて、突進して来る自転車に危険を感じたことがある人は少なくないでしょう。
歩行者のすぐ脇を通過しようとして接触するトラブルは人通りの多い商店街でしばしば目にする光景です。
無灯火の自転車は少なくないし携帯電話をかけながら、あるいはメールをしながら走る自転車もしばしば見かけます。迷惑至極な「我が物顔」の自転車利用、と言わざるを得ません。
道路交通法で、自転車は軽車両と位置づけられ、自動車と同じ「車両」の扱いです。
ところが、歩道も走れるという、あいまいな状態が長らく続いてきました。
平成20年改正の道交法では、自転車安全利用五則が定められ、子どものヘルメットを着用以外は罰則規定ももうけました。
(1)自転車は車道が原則。歩道は例外
(2)車道は左側を通行
(3)歩道は歩行者優先で、自転車は車道寄りを徐行
(4)安全ルールを守る
1.飲酒運転・二人乗り・並進の禁止
2.夜間はライトを点灯
3.交差点での信号遵守と一時停止・安全確認
(5)子どもはヘルメットを着用
しかしながら、政府のアンケートによると、4割もの人が「自転車安全利用五則」を知らない。
法改正の趣旨があまりにも浸透していないことに愕然としました。
もちろん、車道においては、一義的には、車のドライバーに注意義務がありますが、それでも信号を無視し、信号待ちの車列の隙間をすり抜ける「危ない自転車」が後を絶たず、事故を招いている現状です。
そこで、国や東京都を含む他の自治体、警察等関係機関と共に協議、検討していかなければならない課題の一つであると存じてはおりますが、区として、自転車の交通ルールの遵守、運転マナーの向上に向けた施策自転車利用に対する環境整備について区長のご所見を伺います。
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また「自転車安全利用五則」の『子どもはヘルメット』を着用規定ですが、子どもの定義が13歳未満となっており、小学生以下の児童による自転車運転には、すべてヘルメットの着用が法で定められております。
そこで教育長にお聞きします。
区立の小、中学校では自転車運転におけるマナー、法律の遵守について生徒には教育が、保護者には徹底が必要と考えます。
そこで、現在小、中学校で行われている自転車運転マナー、法律の遵守についての教育方法並びに、小学生の自転車運転時におけるヘルメット着用について教育長のご所見を伺います。
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【渋谷区長・教育長からの答弁】
●質問1.自転車の交通ルール、遵守等に向けた施策、環境整備
区長の答弁: 自転車安全利用五則の周知と、路面表示等による安全な歩行空間の確保、関係機関との各種事業に取組む。
●質問2.小中学校で行われている自転車運転マナー等の教育方法、小学生の運転時のヘルメット着用について
教育長の答弁: 交通安全教室の実施、リーフレット配付等行っている。ヘルメット着用等啓発も含め、PTA等と連携し安全教育の充実に努めていく。
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ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
今日はここまでといたします。
シトシト雨が、余計に寒さを感じさせますね。
次回は、本町の教育環境及び子育て環境の整備についてです。